NEWS

(第1回)2019年は「D2C」買収が進むーーM&Aを経験した若き経営者が語る「買収を選択したワケ」/アラン・プロダクツ代表、花房さん

 1月29日に開催した「Asahi Media Accelerator 2019 デモデイ&カンファレンス」に登壇し、スタートアップのM&AとPMIのリアルについて語ってくれた、アラン・プロダクツ代表取締役CEO、花房弘也さん。The Brdigeに寄稿したインタビュー記事を掲載します。(太字の質問は全て筆者。回答は花房氏)

花房さんは2014年創業ですが、おおよそ2年半ほどの2016年9月にはユナイテッドに約13.5億円の評価額で買収されています。早い段階で子会社化を選択した理由は

花房:事業としての成長や、経営者としての成長が最短最速で実現できる選択肢だと考えたからです。

成長企業(スタートアップ)が大企業に買収される際に気を配るべきポイントは。また、花房さんは買収を経て、現在はユナイテッドの執行役員として、買収する側の顔もお持ちです。逆に、大企業が成長企業を買収する際、重視すべきポイントは

花房:企業売却はマーケティングと同じです。「誰が」「どれぐらいの金額で」買いたいと思うか考え抜くこと。また、その企業に売却をすることが事業成長において最大化の選択肢として本当に正しいのか、熟考すること。

もちろん人の要素も重要です。買収する企業の経営トップと広義での経営スタイル的な相性が合うかどうか。そこの見極めも大切なポイントだと思います。逆も同様です。買収候補企業が自社の事業戦略上、本当に必要なピースなのか考えることですよね。

2017年から18年にかけてスタートアップの買収は数字としては増加傾向にあるようです。今後はどの分野に注目していますか

花房:D2C(Direct to Consumer)分野です。IPOで突き抜けるほどのアップセルが見出せない売り手は、セルアウトモチベーションが高まっていくのではないでしょうか。一方で買い手となる企業は、この業界の相対的にしっかりとP/LメイクされているD2C事業に魅力を感じる可能性は高いと睨んでます。個人的には運に依存しない再現性のある事業創造の方法論を確立したいですね。

ありがとうございました。では次の方にバトンをお渡しします。


第2回 メディア買収規模は二極化するーーM&Aを経験した若き経営者が語る「買収を選択したワケ」/サムライト代表、池戸さん

第3回 2019年のエンタメ・ファンビジネスは伸びるーーM&Aを経験した若き経営者が語る「買収を選択したワケ」/LOB代表取締役、竹林さん(リレーインタビュー)